8月の山行
川乗谷 逆川(奥多摩) 沢登り
川乗谷の本流 水量多めか? この先5分くらいで左岸に逆川が合流 |
1)実施日:2019年8 月10 日(土) 2)参加者:K(SL)、NG、NM(L) 3)費用: 交通費のみ 往復 電車 2670円 バス 260円 合計 約 2930円 4)コースタイム: 我孫子発 5:31-柏5:35-日暮里乗り換え-新宿6:33/6:46- ホリデー快速奥多摩行- 奥多摩8:25- バス(日原行)8:35-川乗橋BS 8:48 川乗橋BS発 8:50…川乗谷への下降点9:22…河原で身支度・出発9:55…逆川合流10:16 (537m)…F1(3m+7m) 10:35…右側を巻いて一休み10:55…右岸から5m滝のある沢?:25(700m)…大岩13:28(777m)右から沢…二股(右がオオダワ沢)13:34(790m)… 大滝10m 14:45…右岸を巻いてウスバ林道15:00 沢装備を解き下山15:30…オオダワ15:48…鳩ノ巣17:25/17:52 …青梅乗り換え…立川(夕食1.5時間)…我孫子22:00 5)集中連絡先:MKさん 6)沢装備:NGさんに30mロープを持ってもらったが、F1も最後の大滝も巻いてしまったので、使わず。使用したのは長めのスリングのみ。ATC,カラビナの類も使わず。 7)沢での現在地の把握: 一切「道標はない」ので、地形図、コンパス、高度計、周囲の地形の観察、川幅の広さ、狭さ、 流入する沢の角度、沢の出合いなら左右に沢の水量比などから現在地がこのあたりだと推定する。この推定の作業が面白い。 8)遡行記録 川乗橋BSから林道を30分歩いて、カーブミラーのところを下る。カーブミラーだけを頼りにすると、いくつもあるので注意。地形図で「聖滝」を少し過ぎたところ。林道から「聖滝」は見えない。下る時は、明瞭な踏みあとがありKさんがすぐに見つけてくれた。踏みあとは、川乗谷の若干下流へ向かうような方向に斜面をトラバースするようになっている。河原で、沢装備に着替える。まずは川乗谷を遡行開始、すぐに左岸から逆川が合流。この付近で流れ込む沢は逆川しかないのだが、念のためGPSで確認する。前後するが、初心者を含むグループが、追い越していったが、彼らは川乗谷の上流に向かっていったが、逆川の遡行はしなかったようだ。 まず現れるるのが、3m+8m 2段のF1。以前(2001年8月会山行)遡行したときはこの滝を巻くのが一番緊張して、嫌だった。今回は一段目の滝を登り、下から見上げるが、水流の右側を登れると書いてあるガイドがあったり、YOUTUBEで登っている人もいるが、無理はせず、右側(左岸)の巻き道をとる。Kさんが、注意深く踏みあとを探しながら歩く。ちらっと左下を見ると、滝はすでに下の方に見えるが、後を追う。 小滝が連続して、ゴルジュ状の水路を行く、早々とギブアップしたり、小滝に取りつくが、水流に負けて押し流されたり、なんとか全身ずぶぬれになって、乗り越えた時の楽しさはまた格別なものがある。下界の酷暑がウソのようだ。 遡行開始1時間半くらいだったろうか?KさんがV字状の小滝を両手両足で突っ張って登りはじめ、両岸の間隔わずかに広くなって、行き詰っしまった。下るに下れずに、ゆっくりと右岸へホールド、スタンスをかろうじて保ちながら移動した。かたずをのんで見ていたので、写真もなにも写していない。登れるけど下れなくなる、ボルダリングなどでも、登った所をそのまま下る練習をするといいと言われるが、まさに巣だなと思う。滝の上からKさんが、「来るな」「巻いて」というサインをよこしたので、私とNGさんは素直に、右岸を巻く。 今回の沢は、前後に我々以外だれも遡行していなかった。谷の狭まった所には、蜘蛛の巣があって、Kさんは蜘蛛の糸を払いのけたり、避けたり、釜の淵の深さを確認したり、先頭歩いてもらって申し訳なく思った。 標高700mの右岸からの沢、滝も確認し、遡行図にもある大岩でも記念撮影。オオダワ沢が流入する二股を左に、まだまだ先が長いなあと思いながら、小滝を越えたり、巻いたりして、やっと大滝が見えてきた。もっと広々した空間で幅の広い滝という記憶だったが、なんか違う。18年前は勉さんの降ろしてくれたトップロープで、何とか登ったが、今回は、1~2m登って様子を見たが、すぐ諦めた。この1~2mを下るときに下からKさんが、足を押さえてくれた。KさんはほんとにKYができる人で感謝。 滝上にはオオダワ林道(廃道)が横切っている。沢装備を外し靴も履き替えて、慎重にオオダワまで歩き、鳩ノ巣まで下った。駅前で、乾杯後、ガラガラの電車に乗る。 18年ぶりの逆川でしたが、初めての沢のような感覚でした。まったくの初心者を連れてくるなら、もう少し簡単な沢の方がいいと思います。難しい滝は巻き道があるとはいえ、滑りやすい斜面のトラバースもあって、慣れない新人などが参加の場合は充分なフォローが必要だと思います。
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